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昔々、百済の国から戦いに敗れた王子「温羅」が吉備の国に逃れてきた。
人々は一行を温かく迎え、感謝した温羅たちも製鉄技術をみんなに教え、
吉備の国は発展していった。
ところが、そんな吉備の国の隆盛を苦々しく思う大和朝廷は、
吉備津彦命に温羅退治を命じた。
激しい戦いの末、敗走した温羅はあくらの木の下で行き倒れる。
息も絶え絶えの温羅を介抱したのが食道楽で知られる店主だった。
秘伝のスープですっかり元気になった温羅は、
お礼にと各地のおいしい食材を山のように贈り、そして立ち去った。
店主はその食材をおいしい料理にして人々に振舞いたいと考え、
地産地消を掲げた「うまいもの処」を始めた。
-その名は『温羅家あくら通り』- 今日も人々が集う。 |
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